スタッフのお役立ちコラム

登録日本語指導員を知っていますか?

登録日本語指導員を知っていますか?


副代表の馮(ひょう)です。私は、現在、堺市の日本語指導員に登録しています。

日本語指導員とは、主に日本語を母語としない子どもたち(外国人児童生徒)が、学校生活や学習にスムーズに適応できるよう、日本語の指導や学校生活のサポートを行う専門員のことです。

具体的には、以下のような役割を担っています。

①日本語の指導:学校に在籍する日本語指導が必要な子どもたちに対し、個別の習熟度や学習状況に応じて、基礎的な日本語(あいさつ、日常会話、学校生活に必要な言葉など)から、教科の学習に必要な日本語(算数や理科などの専門用語、説明文の読解など)まで、段階的に指導します。
日本語指導の授業を、教室外の少人数指導や、時には通常の授業の中で補助的に行うこともあります。


②学校生活への適応支援:日本の学校のルールや習慣、行事などを理解できるようにサポートします。
クラスの仲間や先生とのコミュニケーションを円滑にするための橋渡し役となります。
給食の食べ方、掃除の仕方、持ち物の準備など、日常生活の指導も行います。


③学習支援:教科の学習内容を理解できるよう、日本語の面からサポートします。
テストの問題の意味を説明したり、宿題の進め方を教えたりすることもあります。


④保護者との連携・相談:日本語が苦手な保護者に対して、学校からの連絡事項を伝えたり、保護者の悩みや要望を聞いたりする際の通訳・橋渡し役を務めることもあります。
家庭での学習支援についてもアドバイスを行うことがあります。


⑤教職員への情報提供:外国人児童生徒の文化背景や学習状況、日本語の習得段階などを教職員に伝え、共通理解を深めるための情報提供を行います。
堺市では、国際化の進展に伴い、日本語指導が必要な外国人児童生徒が増加しており、その教育を円滑に進めるために日本語指導員の配置を進めています。多くの場合、パートタイムや非常勤の嘱託員として各学校に配置されています。

行政書士堺国際支援オフィス

日本語指導員は、子どもたちが学校で安心して学び、成長していくための重要な存在であり、多文化共生社会の実現に貢献する役割を担っています。

多くの場合は有償ボランティアです。多文化共生が進む中で、これから必要とされる場面が増えてくるでしょう。

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