スタッフのお役立ちコラム

ベトナム🇻🇳視察編 その③ 介護と教育、そしてアパレルが繋ぐ未来


ハノイ郊外にある、あるアパレル縫製工場、送り出し機関を訪問しました。

そこで目にしたのは、単なる「工場」の枠を超えた、働く人々の人生を丸ごと支える驚くべきコミュニティの姿でした。

1. 妥協のない「品質」へのこだわり

この工場は主に韓国からの受注を請け負っています。驚いたのは、その物流スタイルです。 製品はコンテナに詰め込まれるのではなく、すべて「ハンガーに掛かった状態」で保管・海上輸送されます。通関士の資格を持ち、多少は貿易の知識がありますが、このような高級アパレルは初めてだったので驚きました。

2. 働く親を支える、隣接する保育園の温かさ

工場の隣には、会社が直営するいわゆる企業内保育所が併設されています。規模は大きく、 約200名の子どもたちが、親と一緒に「登校」し、夕方には一緒に帰宅します。

食の安全: 自社農園で育てた無農薬野菜を給食に提供。

個別支援: 発達に支援が必要な子のための特別教室を設置。

「個々の違いを尊重する」という企業の理念が、教育の現場にも深く浸透しています。親が安心して働ける環境があるからこそ、高い定着率と技術の継承が可能なのだと痛感しました。

3. 日本の介護現場を見据えた「先行投資」

さらに驚くべきは、この会社の社長が運営する日本語学校です。 ここでは単なる語学学習だけでなく、技能実習生の育成、中でも介護分野の技能研修に力を入れています。

特筆すべきは、日本から実際の介護用品を導入している点です。

渡日前から日本と同じ設備・器具に触れる。

現場に近い環境でシミュレーションを行う。

これにより、来日後の適応期間が劇的に短縮され、定着率の向上に直結しています。

結びに:私たちが学ぶべきこと

アパレル、教育、そして介護。 一見バラバラに見えるこれらの事業は、すべて「人を中心に据え、その未来を包括的に支える」という一本の軸で繋がっています。

送り出し国でのこうした手厚い教育と環境づくりを知ることは、日本で彼らを受け入れる私たちにとっても、極めて重要な意味を持ちます。

単なる「労働力の確保」ではなく、彼らの人生のパートナーとしてどう向き合うべきか。ハノイの風の中で、日本の介護の未来を明るく照らすヒントをもらった一日でした。

小紅書より

\ 最新情報をチェック /

関連記事一覧

PAGE TOP
PAGE TOP